ABOUT

私とセネガルの繋がり、その始まりは1冊の本でした。
タイトルは『切除されて』。
7歳で伝統のもとに女性器切除を受け、13歳で見知らぬ男性と強制的に結婚することになったセネガル人女性が、女性の人権を勝ち取るため闘う物語を描いた実話です。

衝撃的な内容とともに感じる、著者のセネガルへの愛情。
セネガルという国はどういう国なのか。
興味をもった私は、セネガルへ旅立ちました。

セネガルは、エネルギーに溢れた明るい国です。
道を歩けばすぐに友だちができ、人と人との深い繋がりを感じることができます。
私はセネガルが大好きになりました。

しかしながら、もどかしさを感じる場面も多くありました。
著者のキャディさんのもとには、今も暴力を受けた女性たちが逃げ込んできます。
多くの人が仕事を見つけることが難しく、あり余るエネルギーが発揮されていないのも事実です。

Gueneu(ゲヌ)は、セネガルの言葉で『出口』を意味します。
当ブランドは、アフリカ布を使った商品や、セネガルをイメージした商品の制作・販売を通して、人々に出口を作ることを目指しています。

【1】セネガルで困難な状況にある人たちに出口を。
セネガルの首都ダカールから車で1時間半離れたティエスという町では、キャディさんが女性たちのための避難所の建設を進めています。
当ブランドは、売上の一部を送るとともに、公的な資金援助の申請をお手伝いすることで、避難所建設のための資金集めをしています。

また、避難所の完成後は避難してくる女性たちの職業訓練として商品の裁縫と細工を活用し、女性たちが避難所を出て自立していくための出口を作ることを目指しています。

また、北部の街サンルイでは、失業者の自立支援のため、小さな養鶏場を運営しています。
現地の担当者は養鶏の仕事から収入を得、家族を養うことができるようになります。

【2】商品を手にとってくださる方々にとっての出口を。
ゲヌの商品を着る人、使う人がそれぞれの出口に向かって歩き出せるような、気持ちの明るくなる商品を作ります。
アフリカ布を使った商品は、新しい楽しみと発見を私たちに与えてくれます。

【3】制作に関わる人が、生き生きと才能を発揮できるための出口を。
当ブランドの商品制作には、多くの日本人、セネガル人が関わります。
様々な関わり方を通して、人々のエネルギーや隠れた才能が発揮される、そんな出口を作ることを目指しています。

沢山の夢をのせて、心を込めて商品をお届けします。